お店では、販売されている服や小物に必ずついているのがこれらのネームやタグ。どんな種類があるのか、マルシェ販売で何をつけないといけないのか。
個人販売が増えてきた近年、販売者は、売る側の責任としてこれらを用意していかなくてはいけません。

下札と糸@PhotoAC
個人販売だって用意したい「ネーム・タグ」
おおむね服や小物販売には、3~4点セットで服につけられているものがあります。
ネーム・タグの種類
- 正札
- ブランドネーム
- 洗濯ネーム
- 下札
- ロックス
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①正札
正札(しょうふだ)は、簡単に言うと価格が書いてある札のことです。
値札、プライスタグなど呼び方はいくつかあります。
正札は個人販売では価格シールや手作りで対応しているところが多いかと思います。
私の場合は、厚紙に印刷して自分でカットし、パンチで穴をあけて作っています。(経費削減)

正札の例@筆者製作
-はじまりは「江戸時代」-
正札が出てきたのは、江戸時代。「現金掛け値なし」「店前売り」商法で有名な、「三井高利」が行ったのが始まりだそうです。
へぇ面白いなぁと思ったのでご紹介したいところですが、このページで説明するにはいささか長くなりますので、ご紹介だけ。ブログ下には「三井広報委員会HP」のリンクをはっていますので、ご興味がある方はご覧ください。
②ブランドネーム

織ネーム@ASUKATAオリジナルphoto
ブランドネームは2タイプあり、
- 印刷タイプ
- 織物タイプ
があります。
織物タイプの方が単価はお高めです。
印刷タイプは、しばらくすると印刷部分が擦れてしまうデメリットがありますが、単価が安いのが魅力です。
-ブランドネームを手作りする-
個人販売している知人は、手作りでブランドネームを用意していました。(今では立派な法人になっておりますが。)
方法は、
綿テープ+手作りのスタンプ
という非常に簡単なものです。カジュアルな服や小物を展開しているブランドさんだったので、商品にもマッチしていました。
手作り感があるのでは、と思うかもしれませんが、カジュアルなものであれば手作りのネームは関係ないようで、飛ぶように売れていました。
また自分のブランド名ではないものの、簡単に用意したい場合は、洋裁店で購入する方法もあります。
近年、ハンドメイド作家さんのための需要があるからなのでしょう、「HAND MADE」などと書かれたネームが販売されるようになりました。単価は、一枚当たり50円ほどと安くはありませんが、簡単に欲しい枚数だけ用意できるのが魅力です。
③洗濯ネーム

洗濯ネーム、ブランドによっては服に直接印刷されているものもありますが、基本的には「見頃裏の左側」に縫い付けられています。
-洗濯ネームを手作りする-
私自身、始めは枚数も少なかったので、手作りで用意していました。
①印刷のできる布を購入
②洗濯表示一覧表(消費者庁HP)から対応するマークを選びExcelファイルやCanvaで作成、印刷して完成
印刷する布にもよりますが、洗濯すると若干生地の端が傷んできます。購入する際は、コメントなどに傷みが激しく出ないか確認してから購入するのをおススメします。
業者へ発注する
私自身、イベント出店のためにいくつか業者に発注した経験があります。個人での発注はロットの種類も枚数も少ないせいか、やりとりもあまりスムーズでなかったり、納期が遅かったりするところがあります。
そんな中で出会った「洗濯ネーム.com」さんは、個人販売の私でも大変利用しやすかったので今回ついでにご紹介させていただきます。(案件でも何でもないのですが、筆者が個人的に推しています。)
- 小ロットの注文が可能
- 単価が安い
- 素材が多い
- メールでのやりとりがスムーズ
- 納期が早い
私はアパレル企業にも勤めていたこともあり、会社で発注する単価や納期と、個人が発注する単価と納期は全然違うということを知っています。(もちろん別会社なので一概に比べることはできませんが。)
そんな比較検討をしてみて、「洗濯ネーム.com」さんをおススメしてみました。もちろん、他にもたくさんおススメできるネーム会社はあると思いますので、ご自身の合ったところを選んでください。
④下札
私のイメージでは、「服を買った後に、ハサミで切り落とす紙の部分」です。商品にぶら下がっているものたちは、「下札(さげふだ)」といいます。
ブランドネームや洗濯ネームは商品に縫い付けられていますが、下札は縫い付けられていないというのが違いです。
どんなことが記載されているのかというと、
- ブランド名
- アテンション(気を付けて欲しい内容、デメリット表示など)
- 洗濯表示
- そのほか伝えたいこと(ex.産地)
この中で注目したい項目は「アテンション」です。代表的なのは、色移りやピリング(毛玉)、繊細な素材についての注意事項などがあげられます。その他にも内容は多岐にわたります。
正直、個人販売でアテンションまで用意されているところは、あまりお見かけしません。
ですが、これからは個人販売であっても、販売側と購入者側の双方で注意事項を共有する必要があります。これらは販売者側を守るためでもありますので、ぜひアテンションを作っておきましょう。
アテンションはそもそも紙でぶら下げているだけなので、こちらは私自身手作りで対応しています。もちろん「洗濯ネーム.com」さんでもアテンションを作ることができます。
⑤ロックス

最後に登場するのはこちら。下札をまとめて商品に取り付けるもので、お店でよく見る紐。
これは「ロックス」と呼ばれています。
調べると、糸ロックスとか、ロックス糸とか、ロックスとか、出てきます。呼び名は何でも良さそうです。
私は業界に勤めるまで、この糸の呼び名を知りませんでした。
このロックス、個人と会社では単価が結構違います。ただ、個人で注文する程度だとどこに発注しても単価にそこまでの大きな違いはないようです(筆者調べ)。
ロックスを代用する
長く販売をしていると「マルシェ」のようなところでの出店であれば、今は麻紐などの代用品で十分ではないかと思います。
私はロックスがない場合、麻糸や織り糸(タコ糸程の太さの糸)を代用していました。業者並に使用するのであれば、安く購入できますが、個人では価格が大きすぎるためです。
服や小物雑貨にも必要なネーム・タグについて、意外と種類があってビックリします。さっそく販売する予定の作品につけていきましょう!作品から商品へ、これだけでこんなに変わるんだ!と感動します。
マルシェに関する記事は他にも


<参考URL>
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