
パターンメーキング検定についての記事が少ない理由
このご時世、試験についての対策や体験談はググれば出てくるはず。なぜパターンメーキング検定についてはそんな記事が少ないのでしょう?
私が推測する理由は、3つ。
1. 問題用紙の二次利用はもちろん禁止
至極当たり前のことだが、試験の内容については、転載・転用・複製・複写・編集・改変・販売・公衆送信などの二次利用が固く禁止されている。
これによって、内容についてはしゃべることができないし、過去問を読んでとしか言えない。
2. フィードバックが何もない
実はこの試験、合格通知が「合否のみ」です。
え、点数くらいはわかるんでしょ?
私も、はじめは点数がわかるもんだと思っていたが、答えはNO。自分の点数はわからない。
余裕で合格しているのか、はたまたギリギリだったのかは、審査員のみぞ知るという、フィードバックが何もない恐ろしい試験なのだ!
自分がどこで間違えているのか、どこが正解しているのかはわからない(マーク式はある程度わかるかもしれないが…)。
そのため、よほど自信がある問題でない限り、人にも教えづらいことがあげられる。
3. 製図問題は問題用紙ごと提出
後日こういった問題がでましたと、自分で図を描くか、口で言うほか伝える手段はない。
試験直後であれば少しは覚えているが、細かなことまでは覚えていない。記憶していることだけになってしまうので、後で振り返ることは難しい。
これらの理由から、ネット上にはあまり情報がないのだろうと推測される。また1.の理由から、出題内容については触れることができない。
筆記試験はどういうものか
今回はPM検定 筆記試験について、初心者や独学の方向けに、少しでも緊張を和らげるための情報(出題内容には触れずに)を共有できればと思う。
筆記試験は、2種類。
マーク式問題と製図問題だ。
マーク式、過去問は参考程度
マーク式は、正直過去問では対応できない部分が結構ある印象である。
数年前の試験では、マーク式問題が終わった後に「過去問と全然違うよね?」という声が会場のあちらこちらで聞こえた。私も同じように感じた。
実務的な問題が多い印象で、初心者や独学ではなかなか知ることないんじゃない?と思うものもありました。ただ、独学の私が合格したぐらいだ、分からない問題を捨てたぐらいで不合格ということはない。
過去問題集では、出題の雰囲気を感じるにはいいかもしれない。この問題集だけしっかりと解いておけば大丈夫、とはいかないかもしれないが。
試験が終わって私が思ったのは、
CADについて日ごろから最新の情報をチェックしておけばよかった、ということ。
3DCADが出てきてしばらくたつ。3Dではどんなことが出来るのか、よく調べておくといいかもしれない。
それ以外の問題は、普段から様々なパターンを引いていれば何となく答えがわかるものが多かったように思う。
「人体とパターンメーキング」項目 おススメリンク
2級ガイドブックにある項目に「人体とパターンメーキング」というのがある。
過去問をする上で、わかりやすいと思ったものを紹介する。別に参考書でいいという人はそのまま飛ばしてほしい。(下記リンク)
ガイドブックにも載っていなくはないのだが、まとめられたものではないので見づらいし覚えづらかった…。
早くこれで覚えればよかったなぁと、私が探した中でこのリンクは、一番わかりやすくガイドブックを網羅できるものだと判断しました。
※もちろん、アフェリエイトではない※
【骨格各部位 厚生労働省】※こちらはPDFファイル
製図試験は、問題用紙に書き込むスタイル
製図試験では、A3ほどあろうかと思われる大きな問題用紙が配られる。
そして、問題用紙に直接製図をして提出する。
過去問題集にも記載があるように、解答方法にはトレーシングペーパーを張り付けての解答は不可となっているので注意しよう。
わたしの体験談 「写す写す事件」
当時の私は、提出用紙に直接製図をしたら(作図の跡が見えるので)いけないのだと思っていました。なので、初めて受験したときは、
(問題用紙の)原型を紙に写す→ 作図 →完成パターンを提出用紙に写す
写して写しての解答方法に疑問をもちながら、初年度はそのなぞの方法で挑みました。(嘘みたいだと、鼻で笑うでしょうが。)
ただそのとき、気づいた事実がありました。
用紙が厚めで写しづらい…。(絶対このやり方じゃない)それでなくても1/4サイズで小さく、線がわからない!
そしてこの個人的な「写す写す事件」は、次のときに謎が解明されました。(この個人的大事件では、もちろん筆記試験は落第)
次の年。試験開始直後、私は周りを意識して耳を澄ませました。(周りを見るとカンニングに間違われるための、もうこれしかない状態の秘策)
ハトロン紙などの紙音は聞こえない。
という事実がわかりました。つまり、やっぱりみんな直接製図している!と確信したのです!
そこで私も直接製図をして答案用紙に書き込む方式に変更。すると、あっという間に出来上がり。写す時間も必要ないので、余裕で次の問題にいくことができました。
(去年の自分は…)と過去の自分を大変恥ずかしく思います。独学でなければ、人に聞いてすんなり解決するはずです。独学で初めて受験する方は、私の体験談を読んで同じ過ちをしないようにしてください。(たぶん、読まなくてもしないと思いますが)
確実に点数を取りたいのは「縫い代問題」

工業用パターンの縫い代問題の解答方法は、反転、直角のどちらで答えればいいのか、という点。※ときどき両方での解答もあるので問題文の(注)をよく読んでほしい。(総裏仕立ては基本、直角処理。)
この問題を大々的に取り上げたのには、理由がある。
この問題、およそ25点という高配点問題だ。(過去問題集に記載されています)
得点が高いうえ、他に比べて難易度が低く、短時間で解答できる。この得点問題は必ず解答しておきたい。

私の場合は、はじめに得意分野でエンジンをかけようと思ったので、試験開始すぐに工業用パターンの縫い代問題から解答したのをはっきりと覚えています。
ジャケットは、問題集ほど難しくない
問題は、過去問題集に類似しているものが多い印象だ。ただ、ジャケット作図については、問題集に出てくる大きすぎる衿(肩が凝りそう)は出てこなかったと記憶している。
ジャケット
実技試験ほど時間に追われることはないと思うが、私の場合は、ジャケット製図はあらかじめ、ある程度の数値を決めていた。3パネ、4パネの場合の切り替え場所や、打ち合わせの幅などがあげられる。実技試験を平面製図で行う場合は、そもそもある程度の数値が頭に入っているだろうから、ここはあまり問題にならないと思われる。
グレーディング
グレーディングを調べると、びっくりするほど情報が出てこない。
私も理解して出来るまでに時間がかかった。人によってグレーディングの考え方もやや違うようだし、どれが正しいというわけでもないかもしれない、だけど大事な内容だよね?と思う、謎の分野だ。
ひとつの専門職としても扱われているくらいなので、奥が深いのかもしれない。このカテゴリは少し長くなるので、別記事にできればと思う。
パターンメーキング検定2級では、筆記試験と実技試験の2種類があります。実技試験の攻略方法についてはこちらの記事をご覧ください。(攻略法その①合格ラインを知る・攻略法その②時間配分を決める・攻略法その③会場についたらすること)
実技試験のドタバタ体験記(体験記①決意する・体験記②猛勉強する・体験記③試験の日)
筆記試験のドタバタ体験記(体験記④会場を間違える)



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