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独学の私は、初めての実技試験ではあまりの緊張でパフォーマンスを発揮できず、悔しい思いをした。緊張は試験の大敵だと、身をもって知った。そしてその後、私はできる対策を考えた。それは、パターンメーキングには直接関係ないが、緊張しないようにするための「小さな作戦」だ。
作戦① 「開場」とともに「会場入り」する
検定書類には、試験の開始時間が大事そうに記載されているが、試験日に私が意識したのが、「開場時間」だ。
試験場が遠い方は大変かもしれないが、私が実技試験を受けるにあたっての作戦は、
「会場が開く時間(会場に入れる時間)に行くこと」だ。
私の試験場では、試験開始時間よりも30分程早く会場する。どうしてこんなに早く会場に行かなければいけないのか。
初めての実技試験で、時間ギリギリだった経験
試験開始〇分前までにお越しください。の、ギリギリで到着したのが昔の私だった。会場に行くところから緊張し、会場についてからもド緊張。
鼓動が落ち着く暇もない中で、すぐに試験は始まったのだ。こんな心臓に悪いままで、いいパフォーマンスができるわけがない。
この経験をもとに、早くつくことのメリットを感じた。
試験会場に早く着くことで「体を慣れさせ、緊張を和らげておく」ことができる。
これは、よいパフォーマンスをするための準備のひとつだということだ。そして、早く会場入りするメリットは他にもある。
「アイロンがけ」が早くできる

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PM検定では、各自シーチング生地を持ち込んで実技試験をする。(それぞれ自分の必要だと思う寸法に切って持参する必要がある)
もちろん、会場には「地直ししたシーチング生地」を持参する。
が、会場に着く頃には、また生地にしわが付いていることが多い。
しわが付くと地の目も歪み、型紙をトレースするのにズレる原因になる。そもそも、最後の組み立ての段階で軽いしわがあるだけでも見た目がキレイではない。(見た目のキレイさは、かなり重要ポイントだ)
また、立体裁断で行う場合はなおさらだ。
そこでもう一度、試験会場でアイロンをしておく。
アイロンの時間を確保するためなのね。と、そう思ったあなた。これを侮ることなかれ。
「アイロンがけ」が早くできるということは…
私の受けた試験会場では、1教室で30人以上の受験生がいた。
そしてアイロン台は、一部屋に3台。
これが何を意味するのかというと、アイロン台はざっと10人に1台という、アイロンの争奪戦が起こってもおかしくないほどの状況だということだ。
数十人の受験者が、試験直前にアイロンをかけようとすれば、間違いなく順番待ちに巻き込まれてしまう。実際に、私がゆっくりシーチングをアイロンがけし終わるころには、3台のアイロン台は埋まり、次々に順番待ちが発生していた。
試験開始時間を気にしながら、アイロンがけの列で順番を待つという行為そのものが、ストレスを発生させてしまう。
思いもよらない順番待ちで、試験開始前から焦りを感じることは、パフォーマンスを下げる一因になりかねない。
そこで早く会場に行くことで、アイロン渋滞に巻き込まれずにゆっくりアイロンをかけることが出来る。そしてこれは、「アイロンをかける」行為で、さらに緊張を和らげ、集中できる環境を作っていく準備となる。
作戦② アイロンがけで「平常心」をつくる
このアイロンがけについて、どれだけ話が長いのかとお思いになるかもしれないが、もう少しお付き合いいただきたい。このアイロンがけには重要な要素が盛り込まれている。
「いつもしている作業を会場でもする」いわゆる「ルーティーン」と言われる行為は、過度な緊張を和らげ、パフォーマンスを上げることは有名だ。
それを試験でも活用する。試験会場ではいかに過度な緊張を和らげ、いつもの状況に近づけることができるかがポイントだからだ。
私が利用したのは、もちろん「アイロンがけ」だった。
自宅などで試験練習をする際、
シーチング生地の地直し「アイロンがけ」から、試験の練習を必ず始めた。
とにかく、実技の予行練習をする際は、まずアイロンがけから始める。試験前の動きから練習した。
緊張して入った試験会場でも、いつも行っているアイロンがけをすることで、自然と心は落ち着いていくはずだ。
もちろん、アイロンがけではなく、お決まりのポーズを決めてもいい。イチローや五郎丸のように。お好きな方法で、ご自身に合うやり方を探してみてほしい。
「ちいさな作戦」侮ることなかれ
試験が終わって何年かたった今でも思うことだが、こう言った小さな作戦は、実は結構大事なのではないかと思う。
パフォーマンスを下げないように、できる限りのことをして試験に挑む。あなたも小さな作戦を作って、試してみてほしい。
2026.5.6 編集・追記
パターンメーキング検定2級、筆者のドタバタ体験記はこちら
→ 実技試験(体験記①決意する・体験記②猛勉強する・体験記③試験の日)
→ 筆記試験(体験記④会場を間違える)



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