「○○100%」の重要性
突然ですが、
「ホットケーキミックス粉」から、「小麦粉」と「お砂糖」、「ベーキングパウダー」に分けてください。
と言われたら、あなたは出来るでしょうか。
「綿〇〇%、ポリエステル〇〇%」などがタグに記載された服は、いわゆるホットケーキミックス粉です。ミックス粉を作るのは簡単です。数種類の材料を混ぜれば出来上がりです。
ですが、
混ざったものから単一のものを取り出すのは、非常に難しいのです。
現在廃品回収された服は65%が2種類以上の混紡繊維でできており、それがリサイクルの足かせになっているという事実があります。
繊維のリサイクル研究が進められているとはいえ、単一素材であればより簡単にリサイクルが出来ます。ミックス粉からうどんは作れませんが、小麦粉からならうどんでも、パンでも、お好み焼きでも小麦粘土でも、たくさんの用途に使えるのと同じです。
服の「タグ」を見ればわかる
服には品質表示タグがついています。これにはどういった素材の生地が使われていて、どういった扱いをすればいいかが記載されています。(そして製造者の名前もかかれています。)
健康意識が高まっている昨今、食品表示ラベルを見る人はだんだんと増えてきました。
ただ、服屋さんに行って周囲を観察していると、まだまだ「タグ」を見る方は少ないように感じます。
服は見た目のデザインで購入を決める人がほとんどなので、いささかしょうがないかもしれません。
ですが、これからの時代はどんなにいいものでも、環境に負荷がかかる服かどうかを判断して購入する必要があります。
「○○100%」の服以外は、全て混ざり繊維の服
自宅のクローゼットには、どんなお洋服がありますか。それぞれどんな素材で出来ているのか、把握をしていますか?
「○○100%」の服以外は全て、2種類以上の繊維を混ぜて作られた素材でできています。
これを混紡繊維と言いますが、混紡繊維の服は、いまだリサイクルが難しいというのはあまり知られていません。
まだまだリサイクル途上のアパレル業界
混紡繊維のリサイクルは、H&Mさんが研究を進めているのが有名です。
ですが、これはホットケーキミックス粉を基準にした世の中であることが前提にあります。
単一素材、「○○100%」と書かれた服を買うことは、これからの未来に備える行動です。廃品回収で単一素材の服を出せば、きっとすぐにリサイクルされ生まれかわることでしょう。
現状では、回収された衣類の7割近くは廃棄されています。
この現状を知っているかいないかで、私たちの行動は大きく変わります。
どうしても気に入ったデザイン、混紡だけどこれはどうしても買いたい!
それでもいいんです。単一素材の服を買うに越したことはないかもしれません。
ですが、リサイクルできないけど、とことんこの服を大切に着よう!それもサスティナブルな行動です。
参考URL
・経済産業省 繊維 to 繊維リサイクルを困難にする要因:構成素材の多様性
・ナカノ株式会社 衣料品リサイクルの現状と課題
・H&M よりサスティナブルな素材
・Fasion bible By Rie Miyata 驚きの発明「服の混紡繊維を分離する技術」



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